ハイドロキノンの美白効果を高める
ハイドロキノンは高い美白効果を持つ成分だが、酸化しやすい、刺激性がある、肌に浸透しづらいといった欠点もある。
そうした欠点を改良して開発されたものが安定型ハイドロキノン(この名称はメーカーによって多少異なる場合があるようだ)で、従来のものよりも扱いやすくなっている。
そのままでは肌に浸透しにくい従来のハイドロキノンの効果を高める為には、トレチノイン(レチノイン酸)と一緒に使用するのがベストだ。
トレチノインとの併用
トレチノインはニキビの治療や肌の細胞を活性化させてハリやツヤを出す為に良く用いられる成分だ。
トレチノインを使用するとターンオーバー(肌代謝)が促進され、不要な古い角質が剥がれ落ちて新しい肌に生まれ変わる。このような効果はピーリングと呼ばれ、スキンケアでは広く行われている。
肌表面の古い角質を取り除くと、有効成分はより浸透しやすくなる。この仕組みを利用して、トレチノインを塗った肌の上からハイドロキノンを使用する事で美白成分をより浸透させる事が出来ると共に、トレチノインの美肌効果も相まって、驚くような効果を実感する事が出来る。
ただし、トレチノインは皮が剥ける等の副作用が激しく起こるので、使いたがらない人もいる。その場合は、トレチノインの濃度を下げるか、トレチノインの代わりに効果がもっと穏やかなピーリング剤を使用すると良いだろう。
※ピーリングはやりすぎない事が重要だ。製品によって毎日使用しても良いものや1~2週間に一回の使用となっているもの等色々なので、説明書きをしっかり読んで利用する。
グライコ6%(Glyco 6)クリーム
グライコ6%クリームは、古くなった角質を除去し、皮膚の新陳代謝を高める事で肌の再生を可能し、大人にきび治療、及びシワ取り等に適している。
成分である「グリコール酸」は、サトウキビなどの天然植物から抽出されており、又人の肌にも微量存在していて、アレルギーや炎症を起こしにくいと言われている。分子量が究極に小さいため、肌にも浸透しやすく、吸収性が非常に高いのも特徴だ。
使用の注意と方法
洗顔後、シミ等が気になる部分(ホワイトニングしたい所)にトレチノインを塗り、乾いたら上からハイドロキノンを塗る。日中に使用する場合、その上から更に日焼け止めをしっかり塗る。これを毎日行う。
皮剥けや顔の赤みが出てきたら、トレチノインは止めてハイドロキノンだけ使用を続けよう。トレチノインは副作用が治まって来たら使用を再開する。
ハイドロキノンの使用だけでは皮が剥けたりする事は無い。皮がポロポロと剥けるのはトレチノインを使用した時に見られる副作用だ。
まずは低濃度のトレチノインを使用する
トレチノインとハイドロキノンを使用する場合、トレチノインは濃度の低めの物を使用する。副作用を少しでも和らげる為だ。
そして、特にトレチノインに馴れていない人は最初は顔全体に塗るような事はせず、シミ等が気になる部分だけに使用するようにする。その上からハイドロキノンを重ねるようにしていけばOKだ。
トレチノインの濃度は0.025~0.1%迄あるが、主にハイドロキノンの浸透力を高めたい目的で利用するのであれば一番低い0.025%の濃度でいいだろう。
[BIHAKUEN]ハイドロキノン4% + トレチノイン0.025%
ご利用期間:2017/9/29(金) 〜 2018/1/31(水)
ご利用条件:サイト会員限定でご利用いただけます。